<IT情報・Windows10,11編> IT情報TOPヘ
シングルクリックとダブルクリックの使い分け
2024年08月15日![]()
 皆さんと一緒にPCの操作をしているとき「クリックしてください」というと、「シングルクリックですかダブルクリックですか」とよく聞かれます。Windowsではシングルでもダブルでもいい場合もありますが、一般にはこの両者をキチンと使い分けると、マウス操作がよりスムーズにできます。さらに、右クリックも利用すると便利な機能が使えるようになっています。今回はこんなクリック操作の基本を復習しましょう。
     ただ、クリックの場所が「デスクトップ」と「エクスプローラ」では、ちょっと注意したいクリック方法があります。たかがクリック、されどクリックということです。また、クリックの対象は「ファイルとフォルダ」ですが、以降の記述では表現を短くし読みやすくするために単に「ファイル」と呼ぶこともあります。
    
 ファイルやフォルダをマウスでクリックする方法は、通常操作の左クリックと補助メニューが出る右クリックがあります。ただ、このページでは 左クリック について論ずることにし、右クリックについてはページの終わりで少し触れることにします。
(注1)Windows11 の「スタートボタン」の位置
     Windows11 の「スタートボタン」の位置は、デフォルトではタスクバーの中央付近にあります。上図では左端に移動していますが、その操作は
    タスクバーを右クリック ~「タスクバーの設定」~「個人用設定>タスクバー」~「タスクバーの動作」~「左揃え」を選択します。
  右図は「スタート」~「すべてのアプリ」~「Word2016」とたどったとします。
  本題のクリックを説明する前に、その対象となるファイルの管理の基本に少しと触れることにします。Microsoftは我々ユーザーにファイル管理の考え方を教えてくれています。それは右図のように
    PCの C:ドライブに プログラムとデータを判然と区別して保存することから始まります。(注3)「個人ユーザー名」フォルダについて
     一般に「個人ユーザー名」は「Microsoftアカウント」の最初の 5文字が使われますが、私の中古品PCは「user」となっています。

(注4)クイックアクセスについて
     上図で「user」フォルダは、「Windows(C:)」~「ユーザー」~「user」とたどります。右ペインの「user」直下の「ダウンロード・デスクトップ・ドキュメント・ピクチャ・ビデオ・ミュージック」の
    6つは、ユーザーがファイル管理(保存)をしやすいように、Microsoft が前以て提供してくれた「空」のフォルダです。
     ただ、操作の都度 マウスでこの 6つのフォルダまでたどるのは長すぎるので、ショートカットのような「近道」をシステムとして作りました。これが上図左ペインの同名の
    6つフォルダで、これを「クイックアクセス」と呼びます。すなわち、左右ペインの上記 6つのフォルダは同じ場所を指すわけです。
     また、ユーザーがこの 6つの他に、任意のフォルダをクイックアクセスに登録することもできます。例えば、右ペインの「家族写真」を右クリックして、「クイックアクセスにピン留めする」を選択すれば、「家族写真」もクイックアクセスとなります。
     ファイルのシングルクリックとダブルクリックの意味を変更することもできます。ただ、デフォルトは今まで述べてきた方法であることを確認して、そのままにしておきましょう。
 さて、右図はデスクトップのブラウザ Edgeを「右クリック」したときに出るメニューで、「コンテキストメニュー」とも呼ばれます。この右クリックメニューは
    Windows11からメニュー数が増えており、最下段の「その他のオプションを確認」から、2ページ目も出ます。